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世界を動かす石油戦略

これは面白い。世界を動かす石油戦略 (ちくま新書)石井 彰 藤 和彦 かつて資源確保のために戦争を起こした日本人の目に、石油は希少で重要な「戦略物資」として映る。本書はまずその固定観念の解体から始まる。石油は技術進歩により年々埋蔵量が増えており、…

奇跡の経営

via yojik*1奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメリカルド・セムラー 岩元 貴久 社員のコントロールを一切やめ、急激に業績を伸ばしたセムコ社の話だそうだ。 この会社には経営理念も就業規則も組織図も人事部も無い。一切のコントロールをやめるかわり…

気になった

極東ブログで表紙を見て、一寸インパクトがあったので気になった。 なぜ「エライ人」は馬鹿になるのか?伊東 明 Amazonレビュアーのコメントを見ると、期待とは違っていた。 この本は、エラくなると威張り散らすなどの性格の悪さが出てくるという現象について…

「相対論がプラチナを触媒にする」を読んだ

おもしろいテーマなのに、岩波科学ライブラリーで「高校生を含む一般向け」の書籍にしては直感的に理解させる工夫がなくて残念。

相対論がプラチナを触媒にする

相対論がプラチナを触媒にする村田 好正 買い。 光触媒とはなにか佐藤 しんり

「お先に失礼!」する技術

表紙がすごいR25な感じでおもしろそうなんだけどアマゾナーの書評によると中身はいたってマジメらしい……。「お先に失礼!」する技術 「断る」「決断する」「切り上げる」「見極める」ための極意柴田英寿 柴田氏は、この「時間がない」を、「お先に失礼する」…

気になる本

行動経済学 経済は「感情」で動いている友野 典男 アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法Scott Berkun 村上 雅章 関連 わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「アート・オブ・プロジェクトマネジメント…

わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか

「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか―弁護士が教える論理的な話し方の技術谷原 誠 仕事の場に限らない。この、攻撃するためだけの反論をぶつけられたとき、どう対応していいか分からなくなる。もたもたしていると主張そのものにケチがつく。相手…

99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方

夏休みの読書感想文その2. 99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方竹内 薫 科学哲学入門書。中〜高校生ぐらいに読んでもらいたい。本書によると飛行機の飛ぶ仕組みはよく分かっていないらしい。飛行機がどのようにすれば飛ぶかは分かっているので…

株・債券

銀行業務検定を受けるということにしたのでノリノリでイヤイヤ本を読んでいる(興味はあるが面倒は面倒。庵日馬簾津*1である)。 株価の読み方安達 智彦 投資家から見た株式市場―バブルの構造と市場再生の条件浅野 幸弘 国債が変わる国債で儲ける山口 敦雄 …

「みんなの意見」は案外正しい

夏休みの読書感想文その1.「みんなの意見」は案外正しいジェームズ・スロウィッキー 原題「The Wisdom of Crowds」。群衆が個人よりも賢くなる(ならない)事例を紹介する本。引用・事例紹介は豊富。ソースの厳密性、仮説に対する有意性の検証はされないの…

気になるリスト

「みんなの意見」は案外正しいジェームズ・スロウィッキー 第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しいM・グラッドウェル 沢田 博 阿部 尚美 「話し方」の心理学―必ず相手を聞く気にさせるテクニックジェシー・S. ニーレンバーグ Jesse S. Nirenberg 小川 …

金融工学、こんなに面白い/野口 悠紀雄

著者は「超」整理術の人(本職は経済学だった)。金融工学の重要な概念を、平易な言葉と適切な比喩や実例を使って説明していてなかなか面白い。多様化する現代の金融商品は、すべてリスクをいかに回避する(ヘッジする)か、そのために生まれてきたと言える…