自由裁量

自由であることは, 自由であるように呪われていることである。---Jean Paul Sartre

人は「自由に」と言われると迷う。だからルールがある。

迷うのもコストなんですよね。だから迷ってミスるくらいなら最大公約数的な手法に統一しておく。例外事項を作ると、不安になる。不安は手を止める。手を止めると停滞する。停滞するからどうにかするための会議が増える。そして責任のたらい回しがはじまる

自分の考えの効率性・合理性を検証するために、コストをかけすぎて非効率・不合理となるなら適当なルールに縛られた方がよい。

その適当の落としどころがまた難しいわけだが。

人の有能さは「自由裁量に対する姿勢」として現れると思わされる。また、自由裁量の怖さも感じさせられる。自由裁量を生かせるかどうかで、その人の職業的適性や一般管理能力が露出されるからだ。