株とスポーツ
最近彼は株の本を書いたらしく*1陸上スポーツと株の共通点について話していた。
インベストメント ハードラー
為末 大
彼曰く
- 陸上選手には好不調の波が必要である
- そのため、人為的にこの波をコントロールしなければいけない*2
- 負荷を強め身体の調子を悪くする(彼は「底値」の状態と言う)
- 身体は痛めつけた反作用で以前以上の状態に立ち直る*3
- この波の発生が株に相通ずる点である
- 両者は高い波を得るためには一旦底に沈むプロセスを経る必要があるという点で似通っている
ということ。
彼が話す前、島田紳助が「今からこじつけるねん」と言っていたが、何かそんな感じもするし単純に感心もする。
肉体の波をコントロールするのはトップアスリートであれば可能だが、株の場合は1投資家で価格の波をコントロールできるわけはない。したがって、このアナロジーはそれほど役に立つものとは思えない。こういう論拠から本を書いているとしたら、ずいぶん脈絡のない文章になっていることだろう。