東方サッカー猛蹴伝

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しばらくハマっていた。サッカー風*1東方Projectの同人2次創作*2ゲーム。東方といえばPC-98時代から続く息の長い人気同人作品で、近年ニコ動で人気に拍車がかかり、もはや2次創作は山をなし玉石混淆だが、侮るなかれ、これは結構遊べる。

ゲームシステムはテクモから出ていた人気漫画のゲーム化である「キャプテン翼」のサッカーシミュレーション*3のオマージュで「キャプ翼」プレイヤーは楽しめる。東方を知らない人でも、おそらく、そんなに引け目を感じることはない*4
東方・キャプ翼両方が好きな人は、東方キャラとキャプ翼キャラの互換*5を楽しむ事が出来る。

作品としても、システム自体はファミコン時代からの継承ゆえシンプルだが、グラフィック、サウンド面においては一昔前の家庭用ゲームと比べ遜色ない。キャプ翼や東方の原作からアレンジした音楽、必殺技シーンでカットインされるアニメーションの、クォリティ、ボリュームは同人のそれを超えていると言える。

惜しむらくは、少し前のソフトなので2006年当時の最新作「東方花映塚」までのキャラしか出てこない。風以降の新キャラを含む新作を作って貰いたいとは思うが制作サイドの都合でそれは絶望的との噂だ。

*1:オフサイドや、PK、スローインや反則に対するカード等はないので、実はサッカーっぽい別物。

*2:同人=個人制作。基本はアマチュアリズムである。特に2次創作は、元ネタに対するシンパシーを形にしたモノと捉えるべきで、作品の出来は、2の次3の次ということが多数。だが、すごいものはすごい。

*3:アメトーークキャプ翼芸人が出たらしいので極めてタイムリーかなと個人的には思う。

*4:東方原作はシューティングゲームという古式ゆかしいジャンルで正直2次創作から入る方が今はむしろ普通。とはいえ、出来はいいし、シューティングの世界に女の子を導入した点が、画期的と言えば画期的。美しい弾幕も、見ものである。興味が湧いたらぜひプレイしてみて頂きたい。

*5:たとえば、東方の主人公:霊夢キャプ翼の主人公:翼のような、作中での立ち位置によるある程度の互換性を持たせている。