ナルトにおける「大した奴だ」まとめ

違うのも混じってるが、まさか……これほどとは……。
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「ナルト」最初の10巻ほど読んでみたが、ジャンプの看板としてなるほどと頷ける良い少年漫画。

天涯孤独でおちこぼれ、悪戯でしか自己表現できない少年忍者ナルト君が周りの人に愛され成長していく物語が柱だが、対照的に、悲しい過去を背負い復讐という破滅的な道を選んでしまった、ライバル・サスケ*1に対する801的ストーキング……もとい友情物語も欠かせない、もう1つの軸。

忍者を金で雇う傭兵のような軍事力として国家間のバランスを保つ和風テイストの世界観もきちんと確立しているように見えるし、さらに「尾獣」という核兵器級の化け物、それを生きながらにして身体に封印された「人柱力」という人間核弾頭(ナルト君もそう)も物語の原動力になっている。

およそ9年間連載した現在でも物語の着地点がいまいち見えない。まだ話は半分ぐらいかと思わせる。壮大なのかグダグダなのか、構成力があるのかないのか分からない、大したストーリーだ……。

*1:エリート忍者の家系にして一族皆殺しにした裏切り者の兄を殺すため生きてきた。もちろん天才忍者である。大した奴だ……。