バクマン。意外と面白い

錬金場 バクマン。 デスノートコンビ新連載! 第1話からデスノネタ&ジョジョネタ

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http://d.hatena.ne.jp/kkkkkkkk/20080805/p1小畑健の無駄遣いって書いたけど、ごめんなさい、訂正します。ガモウ先生を甘く見てました。

小畑レベルの絵師だから許せる、このストーリー展開で、あえてこの程度のネタをサラッとカットインさせるインパクトは計り知れない。「だが断る」ぐらいのネタは当然押さえた人が対象読者だという一種のマニフェストである。

あらすじ

絵描き中学生男子が、マンガ原作志望のクラスメイトに煽られて一緒にマンガを描く物語である。

好きな女の子が声優志望で、「俺のマンガがアニメ化したら、お前を主役の声優にしてやる。そしたら結婚しろ」と、プロポーズする。

すがすがしいまでに痛い奴である。

冷静に見ると、仮にそれが可能な立場だったとしても、そんなことしちゃったら、公私混同も甚だしい。

実はその子と両思いだったので、すんなりOKしてもらえ、結果オーライだった。でも、女の子が過度にストイックなので、「じゃ、お互い夢が叶うまで会わない事に」とか言い出す始末*1。そりゃないぜ〜不二子ちゃあ〜ん。

総論

1話目からデスノートやらジョジョネタを描き、メタ的にマンガを描くマンガであることをことさらアピールした。

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小畑レベルの絵師が、何気ないシーンでメタ言及することで、マンガ好きには十分すぎるほどのファーストインパクトを与えている。メタやパロディというネタは、王道を往くジャンプらしからぬ戦略だが、ケータイ文化普及でマンガ読み自体がよりマニアックな行為になりつつあるのは事実。
それやこれやは抜きにしてガモウの描く「マンガ論」はかなり楽しみだ。


あいかわらずネームにセリフ詰め込みすぎなんですけどこれはしょうがない。

*1:デスノ」コンビの描く女は、話を強引に動かすための異常に行動力のあるバカか、もしくは話の添え物として男に都合の良い女しかいない。