魚の子!

宮崎アニメを見ながら何なのだが、個人的にはエコ云々って、実感がなくて……*1

我々は長期的にはみな死んでしまう」とケインズは言ったが*2長く生きて100年程度の人間が何を考えたところで無駄で、どのみち地球資源を使い果たして滅ぶしかないのである。人間がいかに生き物としての繁栄を謳歌したにせよ、いずれ生き物のさだめにしたがうことになる。

SF的飛躍をすると、まかりまちがって地球が核の炎に包まれて*3地球上の生物が死に絶えても、何億年かしたら、別の生態系が生まれて別の知的生命体が別の文明を生み出し、発展し、そして消えていく。社会、人生、文明、全部、自然が生んだ人間という生き物がここ数千年で作ったもの。地球のこの生に満ちた世界さえ、宇宙全体としてみれば、ほんのいっときの、小さな自然現象にすぎぬ。それだけのことだと思う。

*1:うちの母は「燃えないゴミなんてない。火加減強くしたら何だって燃える」という持論の持ち主。

*2:ここだけ抜き出すと何言いたいのか分からないので、後文を。

我々は長期的には皆死んでいる。不況という嵐の中にあって経済学者に言えることが、『嵐が過ぎ去ればまた海は穏やかになるであろう』というだけであるなら彼らの仕事は他愛なく無用である
これがどういう文脈で言われたかは、右記を参照されたい。→http://blog.livedoor.jp/nanashisann/archives/16837660.html

*3:ほら、中国とか、韓国とか……。