ミク師百花繚乱 (6) DEATH NOTES〜牢獄P
死肉の色彩と腐臭で虫たちを引き寄せる世界最大の花・ラフレシアよろしく、この人の個性は、毒々しい色彩と鼻をつく異臭が如し。
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解説
色々言う前に曲名を見て頂くのが早い。
こういう世界観だ。ホラー映画など、死、破壊、暴力の恐怖には、反面、ドラマがある。自ら鬱曲と銘打つ牢獄Pの作風を中二病と笑うのは容易いが、己が心の闇を自覚せし人はある種の魅力を感じるはず。
「シルバーの髑髏とかつけようZE☆」系の欧米物真似アンチクライスト思想ではない。内向的で鬱々した少年期の暴力性、思春期の性衝動、遣り場のない葛藤を、牢獄Pは大人の諦念で観察し、時に生々しく、時に酩酊交じりに描写し、HR/HM系の壮麗な展開に乗せて放つ。ニコニコ動画での表現の限界への挑戦である。
総評
作者は病気、信者も病気（２回目）
