かえして!ニーソックス

「ぼくらの」最終話を観て極めて残念な気分になったのでかえして!ニークラッシャー「らき☆すたMAD」で気持ち良く笑って機嫌を取り戻した。

普通の意味で良作。「らき☆すた」が真っ当なアニメならEDに使われただろう。

こういうプロダクトとしての完成度の高い楽曲を聴くと編曲やミックスやスタジオミュージシャンが誰か知りたくなる。ぐぐった範囲で分かるのは編曲はnishi-kenという人で、かなり多作の兄損作家だ。

1980年生まれとは、深夜枠とはいえ京アニが手掛ける話題作*1を担当する音楽プロデューサーとしては若い部類だが、商業音楽家として多作を維持するにはネタの引出しの多さが要求される。この曲だけ聴くとJUDY AND MARYなど90年代のオルタナ系バンドの影響のみが顕著に見られるが、他の作品ではどういう作風なのかは興味がある。

そういえば知人の音楽プロデューサーにアニメやドラマのテーマ曲の決定プロセスを聴いたことがある。今はあらかじめ「××テレビの月曜○時はSME」など放映枠ごとに担当のレコード会社が決まっていて、レコード会社がその枠に対してタイアップしたいミュージシャンをあてがうらしい。深夜枠アニメ専業でやってるランティスみたいなところだと、メジャーどころのようにスタッフも層が厚くないだろうが、ちゃんと人を発掘してきてクォリティを維持しているところは偉い。


そうだ。二次元でしか見なかったニーソックス(オーバーニーソックス)をはいている女子がこの頃増えたのはなぜだろう。絶対領域。あれはいいものだ。

*1:…でもないか。私がネットに毒されているだけか?