ジャパニーズイングリッシュもカルチャーによってディッファレント?

ルーブログを読んでいて思い出した。

先日他社の人と打合せの際、日取りを決める相手方のメールで「short noticeですが」と書いてあって少々面食らった。突然で悪いけどぐらいの意味だと思うんだが、なかなか日常日本語のカタカナ英語では使わない(私の周りでは。霞ヶ関周辺*1では使われる言葉みたいなのだけど……)。

他に"right person"なんてのも使われてた。「適材適所」the right person in the right place というときの「適材」だ。実際上は「(あるタスクに対しての)適任者、話の分かる人」ぐらいのニュアンスだが*2

カタカナ英語に限らず、言葉の用法はその人の所属しているカルチャーで異なる。

あるカルチャー外の人にとって全く未知の言葉ならまだいい。カルチャー外の人に対してはそれを説明すればいいからだ。

ただ、カルチャーによって同じ単語のニュアンスや文脈/背景などが微細に変わることがある。カルチャー外の人もなまじ使う単語が同じだから表面上分かった気になるが、その実ディスコミュニケーションを起こしていたりすると、これが結構困難だ。

(ある人がオーストリアと言えばそれを聞いてコアラを描くような)まさにそれはバカ世界地図のようなもの*3なのだ。

バカ世界地図http://www.chakuriki.net/world/

*1:http://www.ops.dti.ne.jp/~makinoh2/official/shinjin6.html#sとかhttp://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/wakate/takamura.htmlを参照。

*2:ルー大柴が使うと「こないだのイシューなんだけどイメージ的にはプライオリティがベリーハイでショートノーティスになっちゃうけどミーティングはトゥモローでセッティングしたいからユーのティーム(team)のライトパーソンにもフォワードをよろしくお願いプリーズ」みたいな感じだ。オーノー。

*3:アンカテ(Uncategorizable Blog) - ソフトウエア業界の「バカ世界地図」