サラ金のブラックリストに載っていてもカードが作れる

ミナミの帝王」を読んで知ったのだが、クレジットカードは銀行系、信販系、流通系、サラ金系に分かれていて、情報は連携されていないからだそうだ。

 クレジットカードには、銀行系、信販系、流通系などがあります。  銀行系のカードというのは、銀行の大手6社が発行しているもので、JCBカード、DCカード、VISAカード、UC、MC、ダイナースカードがあります。

  信用系のカードとは、オリエント・コーポレーションなどの信販会社が発行するもので、分割払いができるカードです。
 流通系のカードは、百貨店やスーパーなどが発行するもので、発行店か、系列会社でしか使用できないというのが原則です。
 このほか、各地の商店街やJTBなどの旅行会社、化粧品会社、航空会社、家電会社が発行するカード、ガソリンスタンドで発行する石油系クレジットカード、専門店系のカードなどがあります。
 それぞれの系列でカードが発行されますので、1人で何十枚ものカードを持てるのです。


▼一時しのぎでクレジットカードを悪用

 借金漬けになっている人は、一時逃れにもこのクレジットカードを使うことになります。カードで品物を買いあさり、その足で質屋に飛び込んで金にするという手です。カードが系列ごとに何枚もあるということになると、ちょっとした大金が手に入ります。
 悪質なサラ金では、このことを知っていて、返済が滞った客のクレジットカードを担保にして、返済できなくなると、そのクレジットカードによって支払いに当てるというのも少なくないのです。返済が滞ったときにクレジットカードを使用して、返済に充当させるところもあるといいます。

マンガの中では、借金が限界に達し自己破産してから、妻と離婚・再婚・養子縁組(姓を変えて)、そしてまた借りていたが……。いくらなんでも、それは無理だろうなあ。