「お金は汚い」という思考法

  • お金が成立するには宗教(神の前)による公平性というものが不可欠
  • お金に聖と俗との問題がある

おもしろい論なのだけど浅学な私には難しい。マックス・ヴェーバーあたりか。誰かプロ倫について三行でまとめてくれ。

お金には、古今東西、「汚い」というイメージがあると考える方が正常な考え方なのです。何故なら、どんな社会においても、お金というマジカルなものが、交換・支払い手段として、市場で流通することが成立するには宗教(神の前)による公平性というものが不可欠だからです。だから、その公平性が世俗化して損なわれていれば、それは賤視の対象となるのです。

だから、学生が「お金を汚い」ものと感じたとしても、それは、一概に間違いと言えないだけでなく、まともな反応であるとも言えるのです。
そうした事を理解せずに、ただ「学生は、美術を純粋無垢でお金を汚いものだと思っている」としか言えない方の方が、お金に聖と俗との問題があることが理解出来ていないだけだと思います。