作曲 < 編曲

現代の音楽は、デジタルサウンドの影響で音の表現力が飛躍的に多様化したこと、及び「作曲」の定義が不明確であること*1によって、作品に対する影響力は、
「作曲 < 編曲」
だと考えています。
そういう意味で、こうしたアレンジャーの意図が明確な音楽は好きなのです(本作はリミックスであることも加味して)。
Vocalがアニメ声なのは、とっても「企画モノ」的で、それがまた高質の音楽とあいまって、「オシャレ」と「俗っぽい」の中和を目指していて、やけに腑に落ちるのです。「ああ、これはゲーム音楽なんだな」と。

*1:クラシック時代みたいに楽譜を書いているわけではないです。それに、ジャズ以降、インプロヴィゼイション(即興。アドリブ)の存在が無視できません。いわばプレイヤーが演じながら、曲を作っているとも言えます。