ネタバレはダメだけどアドバイスはしなさいよ!〜にしのんFF6完結
何はともあれ完走おめでとう。
動画編集などに見られるサービス精神、セクシーな声とゲーム好きにはたまらない小ネタを織り交ぜた、そつのない話芸達者ぶりでobasanが広い人気を獲得する一方、にしのんは動画編集こそ巧くなるものの喋りは関西訛りが遠慮なく、だんだん荒々しくなって当初の清楚でかわいらしいイメージがどんどん剥がれ、シリーズを追うごとに視聴者はどんどん減っていった*1。
しかし、彼女はむしろこれが狙いで、自分が楽しくプレイするために広く浅い支持を得ることをあきらめ自分に最後までついてくる「忠実な視聴者」だけをふるいにかけたのだと思う。
素で喋ることで視聴者と友達感覚になっていく。それこそが彼女の目指すスタイルだったのだろう。
印象に残っているのが、わざわざ「ネタバレするな」と言いながら、最後の方、プレイ中Ustreamのチャットでリアルタイムに視聴者にアドバイスを求めていたシーン。
これが男なら大いに叩かれるところだが、そのワガママ行為は、女なら許されてしまうところがある。
取り巻きの男どもにワガママを言いながらも、悪くない気分にさせて、かしずかせている女王的ポジション。そんな構図は稀によくある。
男の父性本能をくすぐるというか、女の武器を活用し男を実質利用する、そんな女の生態が無意識的にかもしれないが、まざまざ見える。
ゲームは下手だけど男の扱いはうまい、にしのんなのであった。
ちなみに、男友達との関係が上で述べたような感じであるというだけであって、悪い子ではない、けっこう素直でおもしろいので、動画自体は好き。
最後にプレイ内容について。……そうだなあ……こういう女子が嫌いじゃなければ、子供の発表会か何かを見るような、あたたか〜い気持ちで見ることができる。
そつなく、あぶなげない巧いプレイより下手なプレイの方が見ていて面白いよね。
*1:現時点でpart1再生:41,406に対してpart15再生:6,426。ここで底を打ち、一旦持ち直すも徐々に平均3000再生前後まで下落。対照的に、obasanは初回50万再生、part2〜4まで約10万再生、その後はpart50まで7〜8万再生をコンスタントにキープ。驚異的な持続力だ。