怒羅権

 茨城県から来た少年グループに暴行を加えたとして、警視庁少年事件課などは傷害と暴力行為法違反の疑いで、暴走族「葛西怒羅権(ドラゴン)」構成員9人のうち、いずれも東京都江東区の16〜18歳の少年8人を逮捕、17代総長の無職少年(17)の逮捕状を取った。

 茨城の少年グループは、東京タワーの消灯の瞬間とお台場の夜景を見るために上京してきたといい、「東京はおそろしいところだ」などと話しているという。

怒羅権というネーミングセンスに度肝をぬかれた。Wikipediaにもちゃんと記事がある。

怒羅権(どらごん)は、東京都江東区を拠点とする暴走族。中国残留孤児の2、3世を中心としたグループであり、成人すると東北系チャイニーズマフィアとして裏社会にも進出している。

チャイニーズマフィアのユースチームみたいなものか。

 グループは江東区、港区台場、江戸川区をなわばりにしており、「なわばりで他の暴走族を見たらボコボコにする」「金属バットを持つ」「髪形はパンチパーマか角刈り」などの掟(おきて)を持っていた。茨城から来た少年グループを暴走族と勘違いしたとみられる。

茨城の少年はきっと「オシャレして東京に出るべ」と気合の入った格好で来たのだろうが怒羅権の人らには同類の暴走族にしか見えなかったということなのだろう。