ミク師百花繚乱 (4) 高速組曲究極ミク廃〜暴走P

自分の世界を確立しているという意味ではこのミク師に比肩するものはない。

解説

cosMo@暴走Pの一連の作品は次のテーマに貫かれている。

  • 人間をあざ笑う無呼吸高速詠唱・高密度圧縮展開
  • 人工生命・初音ミクの生成と消滅と悲喜交々の人生(?)を唄う並行世界のミク組曲

これほど真摯に、初音ミクの、初音ミクによる、初音ミクのため「だけ」の歌を作り続ける人は唯一無二。ミク廃度高ッけ〜〜*1
一連のシリーズを締めくくる「∞」は「楽器に徹し永遠に愛されるため、生まれたキャラの消滅をミク自身が選ぶ」捨て身のキャラクターソングであり並行世界で「初音ミク」が選ぶ最後のTRUE END*2だ。

他曲からの大胆なパクリ(引用)にまみれた「ラジカルペイント」みたいなネタ曲も相当巧く、笑いも含め、ミク廃度高ッけ〜〜。

「∞」による一連のシリーズはCD「∞-InfinitY-」に収められる。このコンセプチュアルアルバムが終了後の、暴走Pの作風がどうなるかは楽しみだ。

キーワード

*1:だが、それがいい

*2:HAPPY or SAD?