大猿ベジータの尻尾を切断したヤジロベー

後半のドラゴンボール世界は生得的な力に恵まれたスーパーサイヤ人以外ゴミみたいに扱われる話だという思い込みがあったが、考えてみれば、未来戦士トランクスがフリーザ父子を簡単に撃破するまではクリリンが最終形態フリーザの尻尾を切断できたし、さらに遡ると大猿ベジータの尻尾を切断したヤジロベーという大殊勲の事例があった。

舞空術」や「エネルギー波発射」が普通にできないと戦えなくなったZ(アニメ)前半時点で武器が使えるというただ一点をもってヤジロベーのような普段冴えない男が、巨大な敵に決定打を与えることができたわけだ。

我々の世界は天性を磨き上げ極めたスーパーサイヤ人みたいな人材ばかりではなく、きっと普段のヤジロベーよりも使えない人間がわんさといるが、そいつをどう使いこなすかというのが、組織でありマネジメントの力なんだろう。