丹下桜 in ニコニコ
一時期ハマった。人生楽しかった。声質と音楽性のバランスから、うpされている中ではこの辺が良作と言える*1。
- ニコニコ動画(RC)‐丹下桜-Blue sky in the white canvas.
- ニコニコ動画(RC)‐丹下桜-君のサイドシート
- ニコニコ動画(RC)‐丹下桜-少女時代
- ニコニコ動画(RC)‐丹下桜-I Feel The Wind
- ニコニコ動画(RC)‐丹下桜-メトロポリス
- ニコニコ動画(RC)‐丹下桜-Release my heart
- ニコニコ動画(RC)‐丹下桜-Fantasy〜白夜の空に抱かれたい〜
- ニコニコ動画(RC)‐丹下桜-tune my love-Album Mix-
- ニコニコ動画(RC)‐丹下桜-tick away the landscape
チアフルな声質の先輩声優・國府田マリ子が好むブルーズ、60's的サイケデリック・サウンド*2や、コナミ矩形波倶楽部の主戦場であるジャズ・フュージョンと好対照を描くように、丹下桜はその甘い聖少女的な声質から、70〜80's風のソフト&メロウなAORを最も得手とした。
1〜2はその代表格で、非の打ち所のないイージーリスニングに仕上がっている。肩の力が抜け過ぎて死にたくなるほどだ。
3は原由子作。原曲は斉藤由貴に提供し、後に原坊自身柔道アニメ「YAWARA!」のEDソングとしてカヴァー。丹下桜バージョンはギター・バンドのアレンジが秀逸、そして泣きのハモンド・オルガンがたまらない。歌唱は公平に聴くと、斉藤由貴>原由子>丹下桜(80年代本格アイドルには叶わないぜ)。
「ところで谷亮子の写真を見てくれ。こいつの愛称をどう思う?」
「『YAWARA』っていうよりは……
すごく……『MONSTER』です……(浦沢直樹的な意味で)」
4はインパクト十分。タブラ、ガムラン、バグパイプのような民族楽器をフィーチャーしたプログレッシブ・フュージョンとでもいうべき丹下桜作品きっての異色の傑作である。
5, 6ではクールな世界観も存分に演じる表現力を見せる。7, 8ではタイプは違うがギターをフィーチャーしたアレンジで持ち味の高音が美しい。9は死ぬほどアイドルポップ。その声質は神の賜物(gift)であったといって過言ではない。
*1:実は亀田誠治のアレンジ曲は選曲していない。当時の亀田はまだ手堅い仕事をするばかりで、そんなに面白くはない。
*2:後年はギターに凝り、好きなミュージシャンにブルーズの神様・B.B.キングを挙げており、一緒にセッションをしたいと夢みているというから通好みだ。音楽性にきっとこだわりがあったのだろう。