ギャンブル漫画

福本効果でギャンブル漫画が熱い。

これで4大少年誌でギャンブル漫画がないのは週刊少年ジャンプだけになってしまった。

そういえばそうだ。


この中で今最も評価が高いのはチャンピオンの「ギャンブルフィッシュ」。

主人公はギャンブルで良家の子女から大金を巻き上げるために名門学園に転校した天才ギャンブラー。迎え撃つ刺客は天才マジシャン、ビリヤードJr.チャンピオン等の超絶技巧美少女たち。

素人である主人公が彼女らの土俵に上がり心理戦とトリックで勝利を収める緊迫のシナリオと、全く脈絡なく描写されるエロスとバイオレンスがハイレベルで調和している。

単行本2巻の帯は「全裸マジシャン!!」――マジックに小道具は必要ない証明のためだけに全裸でカードを切るのだ。
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賭け金が尽きた主人公がチェーンソー持参で指を賭けると宣言すれば、阿鼻谷(先生)はノリノリでチェーンソーに電源を入れる。なんなんだこの学園。
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作画はジャンプ系で主にいかつい男と巨乳のネエちゃんを描いていた山根和俊。本作登場人物は中学生のはずだが、山根は容赦なくセクシーショットを入れてくる。なぜこの格好でビリヤードを。
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それにしてもジャンプでギャンブルに負けた男がチャンピオンでギャンブル漫画で復活! ということ自体が最大のドラマだと思う。山根先生応援しています。


青年誌まで含めると一番面白いのはヤングジャンプの「嘘喰い」。カードなど卓上で終始するゲームではなく、暴力も含めた「勝負」の色が濃いギャンブル作品といえよう。