売上計上基準
企業活動においていつどう売り上げを認識(計上)するかを定めた会計ルールのこと。
たとえば建設業界では、1年以上の長期建設プロジェクトの売上を、何を契機に計上するか。ルールは2通りある。
- 工事完成基準
- 建設物が完成した時点で売上一括計上
- 工事進行基準
- 決算時に建設物の工事進捗に応じて売上計上
J-SOXが2008年にも施行されると言われる中、従来の会計方針ではあいまいだった売上計上基準をより厳密なものに見直す動きが活発になっている。
この実務指針で話題になっている新基準の1つに「物理的にも機能的にも付加価値の増加を伴わない取引は、転売取引と同様に収益を純額で計上する」というものがあります。
多段階の下請け構造があるソフト業界では、発注元と下請けソフト開発会社の中間に入って伝票が通過するだけで取引総額を売り上げに計上するソフト会社が珍しくありませんでした。しかし、今回の実務指針では、そうした取引の売り上げは手数料収入のみの計上に限定されます。
これは「日本ソフト業界の産業規模が縮小するのではないか」との声が一部から挙がるほどの影響をソフト業界に与えています。このほかにも、検収書をユーザーから受け取っていないのに売り上げを計上する業界の慣習を禁じる項目などが設けられました。
2007年4月以降の事業年度から、この新基準に基づく会計と監査が行われる予定です。
……来年度のソフトウェア業界の混乱ぶりが、楽しみでならない。
以下は、あまり関連しないけどぐぐると出てきたので。
回答
売上を計上するには仕入れも計上しないといけません。
(1)の場合ですと商品があれば、その売上商品を除外して棚卸をする
(2)の場合ですと棚卸商品にその売上商品をのせて計上する
どちらの場合でも売上と仕入れを同時計上をいつすればいいかなのです。(2)が一番楽な経理方法ではないでしょうか。ただし税務署は納得できないと思いますので(向こうは税金を払って欲しいという立場なのをお忘れなく)請求書は絶対書かないで下さい。
1、注文リストに記入
2、配達する
3、請求する(日付は配達日)。つまりはここで売掛金が発生するのです。と同時に棚卸商品から商品がなくなるのです。間違ってでも請求書を書いてしまった時点から税務署側は売上とみなします。それを覆すのは至難の業なのです。信頼できる税理士さんのアドバイスのもと申告されることを提案いたします。
決算月末またぎの注文の売上計上は来期にした方が楽なので、その方法をアドバイスしている。ちなみに回答者のプロフィールは、元、会計事務所職員
だそうだ。