キーワードにかける思い
設定にもよるが、はてなに日記を書くと、勝手にパターンマッチングしてキーワードをリンク化してくれる。このリンクで、全く文脈と関係ない単語に出会い、新鮮な驚きを得ることもあるから、存在意義は否定しないが、私にはあってもなくても大差ないし、誰がなぜ書いたかもあまり気にしない。
しかし、積極的にキーワードを書く人は他の人から見ると異様なほどこのキーワードに執着し、意味を見出している。そう、「意味」という単語へのリンクを何気なくクリックするとそれが理解できる。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%b0%d5%cc%a3?kid=33834
はてなキーワードでこれほど論争できるのは結構驚きである。
よくよく見るとかなり古い話のようだ。参考リンク。
http://d.hatena.ne.jp/kikori2660/20040309#p2
id:lovelovedogさんが「意味」というキーワードを作成し、「一般名詞は登録すべきでない」とする人たちとの間で論戦になったという*1。
「意味」を登録した理由というのが、
彼の言い分を聞いてみると「他の人が”意味”という言葉をどんな文脈で使っているか調べたかった」なんだそうな。アホか、手前の私的欲求の為じゃねーか。
とのことだ。さほど憤慨するほどのことのようには私には見受けられない。ガイドラインでは、下記のような意図でキーワードを作成するのも認められていることである。
(目的チェック -自動リンクシステム的側面)そのキーワードはあなたが興味を持つ日記や記事を探すための言葉ですか?
だが、確かに公共性・公益性を無視してキーワードを私物化するのも歓迎できる行為ではないだろう。
これは民主主義がはらむ重要な問題だ。すなわち個人の自由と公益性のバランスの問題で、「皆ちょっとずつガマンして皆がハッピー」という状態にうまく持っていくための意思決定システムが必要なのである。