Shangri-laが笑いのツボ

やばい。このビデオは「テニスの王子様」ミュージカル並の破壊力だ。しかも、こちらはメチャメチャ気合を込めて歌っていてパワフルかつテクニカルなのに、それがゆえに笑ってしまう。まあ聴いてみて。

へヴィメタル風にヴィブラートを利かせつつ、地声・裏声・ミックスボイスを行き来する大仰なヴォーカル・ワークと、カラオケかと思うほど安い映像・音のコラボレーションが、スリリングな曲想とは正反対の郷愁を誘う。

「GS音源かよ…」と思わず言ってしまうような*1コーラスとオーケストラヒット*2、ドラム音の安さは言うに及ばず、ビデオ40秒付近の爆発CGのやっつけ仕事ぶりを目にした瞬間、あまりの潔さに心を打たれた。こんな安いつくりのPVは今時深夜の低予算アニメソングぐらいしか考えられない。

と思っていたらやはりアニソンらしく、Amazonのレビューによると

このCDについて
2004年7月4日からテレビ東京にて放送のSF超大作アニメ蒼穹のファフナー』の主題歌マキシシングル。

と書いてあるが、「そんなアニメ聞いたことない」というところにウケる。

そしてキャラは誰がどう見てもガンダムシード

http://images.amazon.com/images/P/B0002B56N8.01._SS500_SCLZZZZZZZ_V1131696347_.jpg

何から何まで笑わせるためにやっているとしか思えない。

*1:つまりMIDI音源プレーンな音だということ。

*2:キメのポイントで鳴る「ジャ・ジャン♪」ってやつね。