理系のための恋愛論 200回記念スペシャル対談・土屋賢二

理系のための恋愛論は昔から独善的で不可解だが興味深くて無視できない*1コラム。

哲学者・土屋賢二との対談は強烈ワードの満漢全席。
女の子の気持ちを考えても無駄! 「この人は何を考えているんだろうか」とか、「なんで怒っちゃったんだろうか」とか、考えてもわからないし、本人に聞いてもよくわからない
考えるな、感じるんだ……。

酒井)結構多いですよ。「批判されて、もう耐えられない。つらすぎるから恋愛はもういい」っていう人。私はやっぱり、「女の子の気持ちを考えても無駄なんだな」ということを、恋愛をする上で男の子に学んでほしいと思っているんです。「この人は何を考えているんだろうか」とか、「なんで怒っちゃったんだろうか」とか、考えてもわからないし、本人に聞いてもよくわからないから、もうつらすぎるっていう気持ちはわかります。でも、そういった批判や拒絶を体験しないと、「何を考えているのかわからないから、気にするのはやめよう」って、「悟る瞬間」がやってこないと思うんです。

土屋)それはそうですよね。

酒井)そうしないと、「なんで怒られちゃったの?」とずっと考え続けて、本人に何度も聞き続けちゃう、とかね(笑)。「もう、それは一番やっちゃいけないのに」と思うのに、「でも納得のいく論理的な答えが返ってこないから。だから女の人はいやだ……」みたいな。

*1:それはまさに、男にとっての女というものの位置付けなのかもしれない。