堤家の人々

別件で検索しているとWikipediaユーシーカードの項に逢着、そこからクレディセゾンセゾングループ堤清二堤義明堤康次郎の項を流れに沿って読み進む。カリスマ実業家たちの生き様はドラマチックでおもしろいが、特に堤家の2人のオーナーは対照的。

堤義明堤清二

  • 早くより帝王学を受け、父に忠実な後継者として育てられた西武鉄道グループオーナーの堤義明。彼は辞任時、堤家の後継を指名しなかったのは『子や孫の代まで継承すべし』という父の遺言に反する最初で最後の反逆であったといわれる
  • 文学や共産主義に傾倒し父に疎んじられた異母兄の堤清二。彼は西武流通グループ、のちのセゾングループの実質的オーナーだ。詩人/小説家、辻井喬としての顔も持ち、偉大なる父との確執と、父への理解が作家としての彼を貫くテーマである。その集大成とも言える作品が「父の肖像」(2004)