減点法と加点法

仕事には、減点法で評価される部分と、加点法で評価される部分がある。

前者は余計なことをするたび下がっていく評価で、後者はうまくやるほど上がっていく評価である。

したがって、前者に対しては「評価を下げない」こと、後者に対しては「評価を上げる」ことが努力といえる。

求められるサービスレベルとしてやれて当然の部分で、とにかくミスなく漏れなくやれば「評価を下げない」ですむ。

それ以外に、気の利かせかた、アウトプットの見易さ、分かりやすさなど、非機能的な部分で工夫をこらすことで「評価を上げる」ことができる。

加点法の評価基準は減点法ほど客観的ではない。しかし、少なくとも義務教育を通過した者なら誰でも「評価者の求める答えを出せば評価が上がる」というのは理解できるだろう。
自分の考えなど意味が無い。評価者の評価基準を把握し、それに沿って高い評価になるようなアウトプットを出すのだ。

ってあたりまえのことだけど…。