少年漫画で“パーツの味”描く
これはいい記事です。少年サンデー連載中「あいこら」の紹介。
「女はパーツだろ。脚はまっすぐのサニーちゃんの脚、目はパッチリしたネコ型で、胸は大きくて張りがあってぽよんぽよんで、新幹線200系の先頭車両のように丸く、声はハスキーで低音強く、それでいて鼻にかかったような甘ったるい感じで…」
こんな“フェチ魂”まる出しのセリフをはくのは、小中高生が読者の中心を占める週刊少年サンデー(小学館)で、昨年から連載中の恋愛漫画「あいこら」の主人公、前田ハチベエ(15)だ。
あいこらは、女性のパーツに異常な関心を示すハチベエが、高校入学を機に脚、目、胸、声、くびれなど、自分の理想のパーツを一つずつ持った女性が住む女子寮に住むようになることから始まる、ラブコメ漫画だ。
本作は「主人公=女性の身体パーツフェチ」というアブノーマル世界に、正当派(女の子側から見れば)ラブコメが並立した良作。とにもかくにも「こわしや我聞」亡き後、今サンデーで最も安定してかわいい女の子を供給できる作品であり続けてほしい*1。