大自然の掟
職場でジンギスカンキャラメルをいただきました。
悪かった。悪かったから許してくれ。
キャラメルの甘味とラム肉独特の臭味が、一切融和することなく、激しく自己主張し合いながら同居する。
ここはまるで中東の紛争地帯?
話せば分かる、そんなもんばかりじゃない。……って思い知った。悲しいけど、これ、戦争なのよね……。
たかがお菓子? なんて、たかをくくると厳しい大自然の掟にしっぺ返しをくらいます。
私の考えていた日本人の食文化は幻想でした。北海道民とはわかりあえない!!!*1
なにせ一口すると悪寒が止まらない。嫌な汗がにじみ出る。
大脳が味覚の情報を拒否し、たちまち夢想が広がる(現実逃避)。
大草原。走り抜ける羊の群れ。追いすがる騎馬武者。
笑みを浮かべながら他の人にも配る。数秒後、各所から嗚咽が漏れる。紙に吐き出す者、トイレに走る者、数名。
「むしゃくしゃしてやった。相手は誰でもよかった。今は後悔している。」
こうしている今も潜在的な恐怖感がぬぐえず箱を撮影しているだけで臭いがしてくるような気がする。もはやトラウマだ。これをお菓子として売ること自体が凄い。凄いものをありがとう。