毒殺少女の未来

(毒を)のまのまイェイ!(挨拶)

毒殺少女のその後の人生を想像する上で、少女の憧れていたグレアム・ヤングという人物が、ヒントになるだろう。

彼女は中学校の卒業文集で好きな芸能人欄にグレアム・ヤングの名前を書いていた。ヤングは芸能人ではない。有名な毒物愛好連続殺人者なのだ。

ヤングはナチズムかぶれの薬物マニアで、14歳で継母を毒殺。精神病院に入れられた9年間も薬物の知識を蓄え、心理テストをクリアして退院。行く先々で人々に毒を盛って回る。ナチュラルボーン・ポイズナー。毒殺はまさに興味、実験でしかない。
少女はその足跡を追っているがごとく母親を毒殺せんとした。淡々と観察メモをとる姿さえ、少女はそのまま再現している。
少女は少年法に守られ世間から姿をくらますだろう。
数年後、本格的に言いたいことも言えないこんな世の中をポイズンして回るのだろう。それとも布袋の方のポイズンに毒されて普通の女性になっているのか。

いずれにしても、逮捕された凄腕のハッカーを出所後、情報セキュリティ担当者として迎え入れた欧米の企業があったが、それと同じ話で、彼女が出所したら世界中の製薬会社は彼女と専属契約を結ぶべく奔走するべきだ。
北朝鮮に拉致されて化学技師になったり、オウム真理教にでも入団してしまったら、ひとり731部隊である。日本はおしまいだ。