マイクロソフト、ウィンドウズの設計情報を東大などに無償提供

 マイクロソフト日本法人は東大、慶大、早大の3大学と基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」の設計情報(ソースコード)を無償で公開する契約を結んだ。企業以外で同様の契約は国内初で、研究者は独自に改変した「ウィンドウズ」を研究に利用できる。無償OS「リナックス」に対抗、秘密主義というイメージの払拭(ふっしょく)を狙う。

 契約はマイクロソフトが全世界で展開している「シェアード・ソース・プログラム」の一環。500万行以上あるソースコードは数十枚のCD―ROMに記録し、各大学に配る。大学は所定場所でCDを保存、あらかじめ登録した研究者だけが閲覧できる。

http://it.nikkei.co.jp/it/news/soft.cfm?i=2005062311719j1