Javaはマーケティングの産物?

Javaが流行った理由は、マーケティングなのでしょうね。
Javaの原型はOakという、Forthをベースにした言語でした。

Oakは当初、家電組み込み向けの言語として、そのアーキテクチャはForth*1仮想マシンの仕様をベースに開発されました。
後にインターネット向け言語へ傾斜していく過程でOakからJavaという一般ウケのいい名前に変えさせたのは、確か女性のマーケティングマネージャーだった記憶があります。
彼女の意見かどうかは知りませんが、文法規則まで変えてしまったのは勇断ですね。

VMの概念やオブジェクト指向の用語はSmalltalkからそっくり頂き、見た目だけとっつきやすく使用者人口の多いC/C++(Algol系)に寄せるバランス感覚と、「Run anywhere」を売りにしながら、Appletがぱっとしなければサーバー据え置きで使う路線変更もためらわない、大胆なマーケティング力。

それらは、Java言語の今日の普及に大きく貢献していると思います。

*1:逐次型の手続き型言語。演算は逆ポーランド記法により記述される。特徴としては、構文解析が不必要なこと、とにかくプログラムおよび処理系が小さくて済むことが挙げられる。組み込み分野やロボット制御などの分野でよく利用されている。http://ja.wikipedia.org/wiki/Forth