ADT=Object?

青木淳氏がオブジェクト指向システム分析設計入門抽象データ型の項で

オブジェクト指向には,次に示すような三つの特徴がある。

1. 抽象データ型(オブジェクト)
2. インヘリタンス(継承)
3. ポリモルフィズム(多相)

だとか、

抽象データ型は,オブジェクト指向でいうところのオブジェクトとほぼ等しい。

と、書いています。

氏はバリバリの Smalltalker だと言っていいはずですけど、それでも「そっち側」の考え方なのでしょうかね。

あまつさえ、抽象データ型=クラスとインスタンス=オブジェクトを意図的に混同するような、こんなイラストがッッ!?
http://www.sra.co.jp/people/aoki/IntroductionToOOAOOD/chapter1/Zu1-08.jpg

抽象データ型がオブジェクトでオブジェクトがインスタンスでクラスが抽象データ型で……!?
ああもう完全にオブジェクト指向光線にやられてしまった!*1
私ナニがナニやら理解できませんッ!! タスケテ! id:sumim さん!!

*1:説明しよう。オブジェクト指向光線(OOPL:Object-Oriented Programming Laser)とは、もともと定義の曖昧な単語の上に出自の異なる概念をキメラのごとく組み合わせて複雑化し、オブジェクト指向初学者の学習意欲をそぎ落とすという宇宙からの邪悪な光線のことだ!!