ローマ人の物語

ローマ人の物語」を読めば気が付くだろう。古代ローマ人の名前にはコンスタンティアヌス帝などをはじめ、「〜〜アヌス」という接尾詞がつくことが多い。

高校で世界史を習った際、教師がアヌスアヌスと連発するのがやけに気になった記憶のある諸君もさぞ多いはずだ。

「アヌス系」の中でも、最もふるっているのが、シリア総督ムキアヌス

彼は帝位を狙える実力者でありながら、盟友・ウェスパシアヌス帝のために奔走し、後の五賢帝時代のローマ体制の基礎に貢献した。
まさにいぶし銀の役者。

……なのにムキアヌス。歴史とは皮肉だ。

皆の衆、よくローマの隠された英雄の名を心に刻め。
その名はムキアヌス

おまけに彼は同性愛者であったというから、もうストレートすぎて*1抜群である。

……古典を読んでも世界史を読んでも下世話な方向にしかいかないのは何故だ。

*1:ナニが?