ふと思ったが

「〜の不自由な」という表現がある。
身体に障害を抱えていることを指して言う言葉だ。

ところが、心療内科や精神科に関しては使われないのが一般的である。
(旧)精神分裂症 → (新)統合失調症
などの、微妙な医学用語の言い換えばかりが、ひときわ目立つ。これが不思議だ。精神病もただの病気であるから、平等に扱うべきである。むしろ、特別扱いすることで逆に差別を助長するのではないか。
いっそ「目の不自由な人」「足の不自由な人」という表現に合わせて、「脳の不自由な人」という大カテゴリを作ってはどうか。

さらに分類する必要があれば「自我の不自由な人」「人格の不自由な人」「理性の不自由な人」といった具合でよい。