猫にあわびを食べさせると耳が落ちる

らしいです。

あわびは海藻を食べるが、それに含まれるクロロフィルは、
日光に当たると化学変化を起こしてピロフェオホルバイドaという毒成分となる。
猫があわびを食べるとそれらの成分が体内に入るが、猫の体は被毛で覆われているため、
日に当たっても日光が皮膚まで届かないので問題はない。
しかし、耳だけは被毛が薄く、皮膚表面はもとより毛細血管にまで日光が届くため、
化学変化で毒成分が作られてしまう。
それによって猫の耳は赤くなり、激しい痒みを生じる。猫は耳を激しく掻き、取れるまで掻いてしまう。
あるいは、毒成分によって耳の組織が壊死して取れてしまう、ということだ。

(参考:『海洋動物の毒』塩見一雄・長島祐二共著/成山堂書店、『「ウチのねこ」の大疑問』石田卓夫・柴内裕子監修/講談社

http://1870.hito.thebbs.jp/Patron/1103510211

この話ですけど、とある雑誌にて吉田戦車がマンガでネタにしてました。

耳が取れたまんまるな顔の猫を見たいという米軍人がノラ猫にあわびをバラ撒くが、あわびに目が無い男にすべて喰い尽くされてしまい、改心するというお話です。
最後にあわびを食った男がネコにいじめられているのが印象的でした。
吉田戦車が描く絵は、こぎたなくてシュールでありながら、どことなくカワイイのです。