ミク師百花繚乱 (9) 君の和音に恋してる〜ちえP

正隆さんの気持ちが……すごく……分かります……。

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解説

夫である松任谷正隆はこの曲のコード使いの意外性に驚き結婚を決めたと冗談交じりに語っている。

人を恋せしめる圧倒的な才能というのはある。ちえPの和音展開にもまた抗えない恋に近い感情を抱かせられる。その作曲センスはミク師中ピカ1だと思う。いやもう大好き。
特に「フライングスタート」のリズムセクション、渡辺等もかくやと思わせるベースラインとコード進行は変則的でいて構築的。春の心の揺らぎ、どきどきを表現していて胸に残る。
何より勝手な妄想だが、普段貞淑でおとなしい女子が、いざとなると常識・定石に囚われず自分の感性に忠実に、本能的な気持ち良さを開拓していく奔放さを見せるのは、良いものだ。

嫁にしたい……けど、できない(?)*1Pナンバー1である。


総評

俺の嫁でいて、なおかつOSTERの婿

キーワード

*1:才能に惚れるだけならまだしも、才能と結婚するとなると同じように才能がある人間だけが許される。坂本龍一桑田佳祐が、その才能ゆえ伴侶を選んだというのは、矢野顕子原由子の写真を一目見れば明白だ。逆に、ブレイクしてから糟糠の妻を捨てて元ギリギリガールズと結婚したミスチル桜井は音楽の才能以外全くの普通の男であり、その普通さゆえ普通の人に受けた部分もある。あまり露出がなくてもミスチルが依然トップアーティストのような印象があるのは、たとえば北京オリンピックのテーマ曲などタイアップを選ぶセンスがあるからで、それはつまり彼が普通の人の感性が分かるがゆえだろう。

*2:ネクタイが風になびいて膨らんでいるのと、丸っこい「巫女」の題字がかぶっているので、ミクの絵が膨らんだおなかを抱えている風に見えてしまう白雪の巫女。昔、妊娠関係のコメを書きまくりニコニコ市場を妊婦関連の商品で埋め尽くした覚えがある。その節はすみません。曲は大好きです。